求められる美容師とは

美容師がつくるお客様一人ひとりのベーシック

東京から戻って数年が経ち、独立するまでに3つのサロンで働きました。

最初に驚いたのは、地元のお客様のヘアースタイルと髪の状態の悪さ…

自分自身、東京に行くまで地元のサロンでアシスタントとして働いていましたが、

ここまでヒドイとは思いもしませんでした。

本土のお客様と比べると、毛量の多さはもちろんですが、髪の毛一本一本が太く硬く

パーマがかかりにくく、カラーも染まりづらい。

また、そうかと思えば、意外にも通常より染まりやすかったり、細くやわらかくても思うように薬剤が働きにくかったり・・・と

東京では希少な、特殊にあたるお客様がほとんどでした。

(逆に地元の美容師さんは、本土の人の髪には手こずってましたが…)

しかし、それより驚いたのは髪のダメージです。

ホームカラーや美容師さんの安易なセクションカット、レザーカットやストロークカット。

パーマ、カラー、ストレートなどの同日施術。

何もしていない頑丈な根元と負担をかけた毛先との激しい差。

同じ一本の髪とは思えないほどのダメージでした。


ホームカラーはサロンカラーの5倍から20倍のダメージを作ります。

安易なセクションカットはスタイルチェンジやスタイルの維持に向きません。

レザーカットやストロークカットも毛髪に物理的なダメージを与えます。

このようなダメージは、お客様に技術を提供する美容師の責任が大きいと思います。

「ヘアーカタログのモデルさんと同じ髪型にしたい」と思うお客様の気持ちを汲んであげるのは当たり前ですが

髪質の違い、骨格、毛量、毛流、毛根の角度 などなど…

よく考えてあげなければ、お客様に無理をさせてしまいます。

薬剤や器具の勉強・研究・知識、お客様が何を求めているのか、どうしたいのか。

「美」を提供する美容師として努力している人が少ないこと。

また美容師同士の知識や技術の差が大きすぎるということです。


沖縄の人のためのベーシックは地元の美容師が作らなくてはいけないものです。

沖縄の人に限らず、本土の人も外人も、一人ひとりに合ったベーシックを作れる美容師になること。

それがお客様にとって必要な美容師ではないでしょうか?

真面目な美容室

那覇市首里にある美容室 hair make Color×Color.の 真面目なオーナーがつづる辛口コラムと真面目なハナシ。