誠実に。

縮毛矯正とカラーリンクの同時施術のカラクリ

美容師が扱うカラー剤やパーマ剤には薬事法で使用制限されるものもあります。

例えばカラーとパーマを同時施術することは基本的に認められていません。

ただ、ニーズもあることで、化粧品登録のパーマ剤を使用して

同時施術する美容室も増えてきました。

しかし、あくまでも化粧品登録の薬剤であって、本来の薬剤を100とすると

化粧品登録の薬剤は70のパワーだと考えています。

傷んでしまった髪にパーマを施したいが、通常の薬剤を使用すると

ダメージが進行してしまうことが判っている場合

この化粧品登録(コスメ系)薬剤を使用するとダメージを極力抑えることができ

ある程度満足いくウェーブも生まれるという流れです。


以前「これはひどい」という施術を他店でされて

駆け込まれたお客様がいらっしゃいました。

話を伺うと

最初に縮毛矯正を施し→毛先にデジタルパーマで軽くウェーブ→最後にグレイカラー

というフルコースをスタッフに勧められお願いしたら

仕上がりはジリジリで素人目にも大変なことになってる・・・ことに気付いてしまい

同じ美容室にお直しをお願いすると、もっと大変になるんじゃないかと判断して、

当店に助けを求めてきたのですが、本当にヤバイ状態でした。

本人は切る覚悟もしていましたが、様々な技術を駆使して、ダメージを抑え、髪も切らず

指の引っかかりを軽減し、ジリジリしていた髪質も気にならなくなるまでに仕上げました。


また、別の方は

高料金設定の美容室だから、高かろう良かろうを信じ

これも縮毛矯正とグレイカラーを同日施術してもらいましたが

「うちは他店より30分早く仕上げますが、時短するため髪のダメージが生じます。よろしい?」

と一応傷めることを前提に時短メニューを勧めるそうです。

縮毛矯正の1剤をつけ時間を置いて→流し→ドライ&アイロンで髪を伸ばし→

パーマ2剤はつけずにカラー施術されたそうですが、

傷んだのでトリートメントしましょうと言われ、別途追加の時間も追加。

時短じゃなくなりました。

後日、ボロボロになった髪をされて当店へ駆け込んできました。

問題点は

カラー剤はアルカリ性であり、+ 過酸化水素という薬剤を混ぜ合わせて使用します。

一方パーマ剤の1剤は、毛髪中の成分結合を切断するのと毛髪を軟化、膨潤して

還元剤の働きを促進するためアルカリ性ですが

2剤は、切断された毛髪内部の成分結合を再び結びつけて固定するため過酸化水素なら

酸性(PH3)、ブロム酸タイプなら中性(PH6)です。

どのタイプの2剤を使うかは髪の質やダメージに応じて選択します。

時短をうたう美容室は、パーマ2剤の代わりにカラー剤の過酸化水素を効かそうという

魂胆のようですが、パーマ2剤は酸性、カラー剤はアルカリ性で

カラー剤の髙アルカリ性に過酸化水素が反応すると、急激に分解して、

分解熱という熱を発生させ髪成分を分解、髪を結合させると言うより分解に回ってしまい、

結果、結合できないままのダメージ毛になってしまうと言うわけです。


縮毛矯正もカラーも根元から施術するので 言うまでもなく

根元から毛先までボロボロのダメージ毛になります。

その髪を伸ばすのに何年かかりました?2年?3年?4年?

30分早く終わりたいがために、その年月が一瞬で終わりです。

薬剤には、それぞれに目的、安全性、用途が違います。

濃度や放置できる時間、限界点もあります。


そりゃ傷むでしょって突っ込み入れたくなります。


「傷んだからトリートメントしましょう」も別途料金上乗せするために

最初から単価アップを目論んでいたとしか考えられないですし、

結局その分の時間が掛ってしまいます。

お客様は薬剤知識なんてありませんから「お願いします」と言うほかないのです。

それを利用して懐肥やそうなんてヒドイじゃないですか!

美容師の風上にも置けない。

また、そういうサロンが流行っているというのも、納得いかないし

こんなに騙されている人が多いのかと哀しくなります。


どうか、美容室難民だと感じている皆さん

本当にお客様の髪の事を大切にする美容室(美容師)を見極めてください。

上手く口車に乗せて、高料金を請求したりしない

デメリットもちゃんと伝え、

どう対処するかをみせる美容室(美容師)を見つけてください。


ここで断言できるのは

「Color×Colorは嘘はつきませんし誠実にご対応します」ということです。

真面目な美容室

那覇市首里にある美容室 hair make Color×Color.の 真面目なオーナーがつづる辛口コラムと真面目なハナシ。